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お金を殖やす、貯める、今日からはじめる節約テク!17号

実質金利と名目金利、告知義務違反(2)、第7回住宅ローンの見直し(頭金)、他

ライフプランとファイナンシャルプランニング(生命保険・住宅ローン・資産運用の見直し)
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 お金を殖やす、貯める、今日からはじめる節約テク! 第017号    
   
 2005/8/9発行 発行部数:1,135部     
   
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  きっかけになれば、うれしいです。

【目次】 ________________________________

  ・読者拡大にご協力ください。
  ・家計とビジネスに役立つ算数 〜実質金利と名目金利〜
  ・保険商品、契約法、税務の研究 〜告知義務違反(2)〜
  ・住宅ローンの見直し(7回目)〜FP流〜
  ・無料レポート進呈
  ・編集後記  
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  ● 家計とビジネスに役立つ算数 〜実質金利と名目金利〜

 <設例>

 都会銀行のX年度の1年定期の金利は、6.8%、Y年度は8.9%でした。
  物価上昇率はX年度は、3.3%、Y年度は6.5%でした。
  預金者にとっては、どちらが得でしょうか。
 
  <考え方>

 1年定期の金利は、名目金利です。名目金利から物価上昇率を差し引いたも
  のが、実質金利といいます。

 この実質金利で考えることが大切です。

 たとえば、名目金利2%、物価上昇率3%のとき、今100円の物は来年は
  103円になります。一方、銀行定期では、102円にしかなりません。そ
  うすると、今、100円の物も買ったほうが良いということになります。銀
  行に預けて来年買うには1円足りません。

 逆に、物価上昇率が1%だったら、銀行定期に預けて、来年買ったほうが良
  いですね。

 つまり、名目金利だけでは、損得の比較はできません。

 <回答>

 X年度の実質金利:6.8%−3.3%=3.5%
  
  Y年度の実質金利:8.9%−6.5%=2.4%

 名目金利ではY年度のほうが、預金者に得なようですが、実質金利はX年度の
  ほうが高いので、こちらが、お得ということになります。

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  ● 告知義務違反(2)

 「告知義務違反は2年たてば大丈夫ですよ。」

 こんなこと聞いたことはありませんか。これは、半分正しくて、半分間違い
  です。(もちろん、告知義務違反はいけません。)

 たとえば、生命保険に加入する前に、がんで入院したことがあるのに、それ
  を内緒にして加入し、3年後にがんが原因で死亡し、遺族が死亡保険金を請
  求した場合を考えてみましょう。

 告知義務違反については、2年を経過していますので、これを理由として、
  保険会社は保険契約を解除することはできません。

 だから、「告知義務違反は2年たてば大丈夫ですよ。」ということが言われ
  るのです。

 しかし、保険会社が保険契約を解除する方法は、告知義務違反による解除だ
  けではありません。民法の詐欺や錯誤といった規定により、保険契約を解除
  することが可能です。

 上記の例であれば、死亡保険金を詐取する目的で、がんで入院したことを内
  緒にして保険に加入したのだから、詐欺として保険契約を取り消すというこ
  とが可能です。

 つまり、告知義務違反でも、違法性の強いものに関しては、詐欺として保険
  契約を解除されることもあるということです。

 「カゼなんかは、告知しなくても大丈夫ですよ。」

 これも、よく聞くことだと思います。病院なんかで治療を受けたりしていた
  ら、やはり、告知義務の対象です。ただ、告知義務違反と死亡との間に全く
  因果関係がなければ、告知義務違反をしても死亡保険金は支払われます。
  だから、カゼが原因で死亡すれば、当然告知義務違反を問われることになり
  ます。カゼが原因で死亡することは、確率としては、低いでしょうから、上
  記のようなことが言われるのだと思います。

 なお、セールスパーソンに口頭で告知しても、告知したことになりませんので
  ご注意下さい。セールスパーソンには、告知を受領する権限がありません。
  

 
  ※ 保険の基礎知識はバックナンバーをご覧下さい。 
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 ● 住宅ローンの見直し(7回目) 〜FP流〜

 頭金はどのくらい貯めたらよいか。これが、今回のテーマです。

 最近、新築物件を購入するとき、提携ローンなんかで頭金ゼロでもローンが
  組めます。

 この場合は、短期固定金利や変動金利商品です。業者は、頭金ゼロでも「家
  賃並み」の返済でオーケーなどと宣伝しています。

 しかし、当初は「家賃並み」でも、このローンを利用する方は通常、頭金が
  貯蓄できていない人なので、もともと、余裕がありませんから金利がアップ
  したら、もうお手上げです。

 お子さんがいれば、将来の教育費等も考えて、ローンの金額を決めなければ
  いけないのに、そのようなことも考慮に入れず、ローンを組んでいる人が多
  いのには驚きます。ローン破産する確率が高いと言えます。

 では、頭金はどのくらい貯めたらよいでしょうか。

 一般には20%程度、それから諸費用(物件価額の5〜10%)も含め30
  %は準備したほうが良いと思います。

 20%の根拠ですが、新築物件の場合、業者さんの広告費用などが、本来の
  担保価値に利益として上乗せされていると考えられるからです。

 言い換えれば、新築物件を購入した瞬間にガクンと20%担保価値が下がる
  からです。

 つまり、頭金ゼロでローンを組んだ場合、最初から担保価値よりローン残高
  のほうが大きくなります。

 そうすると、将来の借換えにも影響がでてきます。

 最近は、担保割れしていても借換えできるローンもありますが、通常、担保
  価値の6,7割りまでしか貸し出さない金融機関が多いので、頭金ゼロでロ
  ーンを組んだ場合、担保価値よりローン残高のほうが大きい「担保割れ」に
  なっているでしょうから、現金で差額を埋めない限り、借換えができないこ
  とになります。

 ですから、ローンを組むときは、教育費などの将来の支出も十分考慮に入れ
  て金額を決められることをお勧めします。

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 ● 編集後記

 や〜、暑いですね。毎週、暑気払いやっています。やっぱり、暑いとビール
  うまいですね。もっぱら飲むのは、第3のビールです。庶民の楽しみに課税
  するのはやめてほしいですね。
  いよいよ、大増税時代の到来です。これから、一緒に税金について学びまし
  ょう。
  秋からは、都内で毎月「マネー&ライフプラン」セミナーを実施します。よ
  かったら、参加してください。一緒に学びましょう。 

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 〜あなた専属のマネーアドバイザー〜 
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