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お金を殖やす、貯める、今日からはじめる節約テク!29号

住宅ローンの借入れ可能額、保険金据置制度、第9回株式投資の基本(目論見書)、他

ライフプランとファイナンシャルプランニング(生命保険・住宅ローン・資産運用の見直し)
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 お金を殖やす、貯める、今日からはじめる節約テク! 第29号    
   
 2006/01/24発行 発行部数:2,054部     
   
 〜どの金融機関にも属さない中立・公正のFPがあなたを応援します〜   
 
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  □■メルマガの内容(はじめての方へ)
 
  このメルマガでは、読者の皆さんが知っておくと得する税金のしくみや、賢
 い保険の選び方、住宅ローンの得する利用方法、年金テク、節約テクなど、
 すぐに役立つ知恵を実務家FPがわかりやすく、生活者の立場で、あなたに
  お伝えします。
 
  お金について考えることで、あなたやご家族のライフプランについて見直す
  きっかけになれば、うれしいです。

【目次】 ________________________________

  ・家計とビジネスに役立つ算数 〜銀行からいくら借りることができるか〜
  ・保険商品、保険契約法、保険税務の研究 〜保険で利息を非課税にする〜
  ・株式投資の基本(9回目)〜目論見書〜
  ・ワンポイントレッスン 〜ライブドアの錬金術〜
  ・無料レポート進呈
  ・ご案内 
  ・編集後記  
  ___________________________________
  
  ● 家計とビジネスに役立つ算数 〜銀行からいくら借りることができるか〜

 会社員の方で、一番大きな買い物は「住宅」ですね。そこで気になるのが、
  「自分の年収で銀行からいくら借り入れることができるのか」ではないでしょ
  うか。

 いくら借りることができるかは「返済負担率」(年間返済額÷年収)で決まり
  ます。「返済負担率」は銀行により25%〜35%と幅があります。返済額は、
  金利4%程度で計算した場合で審査しているようです。つまり、実際のに借り
  入れするローンの金利で計算されるわけではありません。

 では実際に借り入れ可能額(目安)を計算してみましょう。

 (計算式)
  ・年収×30%−他のローン年間返済額=○○○万円
  ・○○○万円÷12÷(年利4%の場合の100万円あたりの毎月返済額)
   ×100万円

 (参考)年利4%の場合の100万円あたりの毎月返済額
  
   返済期間35年:4,428円
   返済期間30年:4,774円
   返済期間25年:5,278円

【事例】
  年収500万円、返済期間35年、車のローンが年間24万円ある場合

【解答】
 ・年収500万円×30%−24万円=126万円
  ・126万円÷12÷4,428円×100万円=約2,370万円

 車のローンがない場合も計算してみてください。借入額が約500万円増え
  ますね。住宅ローンの借り入れを考えている場合は、他のローンを完済する
  など準備しておくと、より多く借り入れが可能になります。また、実際使っ
  ていない場合でもクレジットの利用枠も考慮される場合がありますので、不
  要なカードは整理しておくことも大切です。

 最後に一番重要なことをお伝えします。

 借り入れることができる金額と実際に返済できる金額は異なるということです。
  住宅ローンを返済するまでに、仕事や家庭の変化は必ずあります。ボーナス
  カット、リストラ、転職、独立、家族構成の変化、子供の進学など、ローン
  を組んだ時のプラン通りにはなりません。

 ですから、住宅購入を機にぜひライフプランを立てキャッシュフロー表を作
  成して将来、住宅ローンに振り回される人生を回避してもらいたいと思いま
  す。

 __________________________________
 
  ● 保険商品、保険契約法、保険税務の研究 〜保険で利息を非課税にする〜

 「据え置き制度」をご存知ですか。

 「据え置き制度」は、養老保険の満期保険金や死亡保険金あるいはこども保
  険の祝い金などを受取らないで、そのまま保険会社に預けておく制度です。

 保険会社により異なりますが、据え置き期間中は所定の利率で運用されます。
  また、通常は手数料なしに、据え置き金を全額又は一部を自由に引き出すこ
  とが可能です。

 据え置き期間中の利息は、雑所得扱いになります。したがって、年収2千万
  円以下のサラリーマンの場合、年間20万円以下であれば、確定申告が不要
  なので実質非課税になります。

 満期保険金を受取っても、当分使い道がない場合、他の金融商品に預けて、
  その利子に20%課税されるよりも、据え置いたほうが有利に運用できる場
  合がありますので検討してみてください。
 
 
  ※ 保険の基礎知識はバックナンバーをご覧下さい。 
  __________________________________

 ● 株式投資の基本(9回目) 〜FP流 投資信託のポイント〜

 前回、投資信託のポイントとして、少ない資金で専門家に分散投資してもら
  えることをお伝えしました。

 一方、デメリットとしては、種類が多くてわかりにくいという点があります。
  個々の投資信託は投資先や運用方針が異なりますので、投資信託の性質(中身)
  を十分検討してから購入を決めることが大切です。

 投資信託の性質(中身)を知るには「目論見書(もくろみしょ)」で確認す
  るのが良いのですが、一般の方には辞書のようにしか思えない内容になって
  います。

 そこで、まず、投資信託の販売用パンフレットなどでポイントを押さえてか
  ら、目論見書で確認することをお勧めします。それでも、難しい場合は、フ
  ァイナンシャルプランナーなどのアドバイスを受けたらいかがでしょうか。

 ちなみに、投資信託を販売する者は、投資信託の注文を受けるときには、事
  前又は同時に目論見書を交付し、確認しなければなりません。それ程、目論
  見書は重要なものです。

 目論見書には、発行者の事業内容、財務内容、投資先、運用方針など投資判
  断に不可欠な内容が書かれています。

 また、投資信託購入後は、定期的に送られてくる「運用状況報告書」で、運
  用状況をチェックする習慣をつけることが大切です。

 私のお客さまもそうですが、現実には、証券会社に言われるままに投資信託
  を購入している場合が多いと思います。でも、損失が生じた場合は、一言、
  「自己責任」で片付けられてしまいますので、リスクを十分理解するために
  も、目論見書等を十分活用して欲しいと思います。
  __________________________________

  ●ワンポイントレスン 〜ライブドアの錬金術〜

 ライブドアは「株式交換」と「株式分割」を組み合わせて、時価総額を拡大
  してきました。そこで、この2点について解説してみたいと思います。

【株式交換】

 A社がB社を買収する場合を考えて見て下さい。B社の株をA社が取得すれ
  ば買収できます。株を取得することは、その会社の所有者になることでした
  ね。通常、株を取得(買う)ときは、現金を払いますが、現金の代わりに自
  社の株を渡すこともできます。

 つまり、A社はB社の株主に自社の株を渡して、B社の株を取得することに
  よりB社の株主(所有者)になることができました。これが、株式交換によ
  る企業買収です。

 ライブドアの場合は何が問題かというと、既にグループ内に入っていたマネ
  ー社を、あたかも新規に買収するように偽って株価をつり上げた疑いがある
  点です。

 詳細は難しいのでこれ以上書きませんが、上記のA=ライブドア、B社=マネ
  ー社、B社の株主=投資事業組合(ライブドアの実質支配下)という構図です。

【株式分割】

 1株を複数に分割する方法です。例えば、1株が100万円とすると、購入
  しにくいですね。1株を100株に分割すれば、理論上株価は1万円になり
  ますから、とても買いやすくなります。ですから、理論上は時価総額(株価
  ×株式数)は変化しません。

 しかし、実際は異なります。
  まず、安くなったので買おうという投資家が多くなります。ところが、株券
  が発行されるまで約50日かかっていたため、その間、需給バランスが崩れ
  売る人より買いたい人のほうが多くなるので、株価が値上がることが多いの
  です。

 但し、現在は、分割で増えた株も直ちに売買できるようになっていますし、
  1株を100株など細分化することもやりにくくなっています。

【その他】

 ライブドア株は現在「監理ポスト」に割り当てられています。「監理ポスト」
  は、上場廃止の怖れがある銘柄を収容する場所です。上場廃止が決まると、
  「整理ポスト」に移されます。

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 ● 編集後記

 1月もあと1週間で終わりです。すっかり、正月気分は抜けました。わたし
  の住む東京では土日に初めて雪が降り、これから本格的に寒くなりそうです。
  今年は年初から、偽装問題、ライブドアショック、米国牛肉問題など悪いこ
  とばかりですね。  
 
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