TOP > ブログ > FPひとりごと-FPに何を相談したら良いか-

ブログ更新情報

FPひとりごと-FPに何を相談したら良いか-

わたしがメンバーになっているFPプラネットの代表、井幡敏先生からFPの活用方法についての記事をご紹介します。

このレターを読んでおられる皆さんは、顧問のファイナンシャルプランナーを持っている、FPに相談したことがある…など、FPと何らかの接点を持っておられると思います。

ところで、皆さんはファイナンシャルプランナーに何をも求めて相談しようと思われたのでしょうか?

保険に詳しいから、投信に詳しいから…といった理由でFPに相談するのは、本当は趣旨が間違っているのです。

個別の商品だったら、保険会社や証券会社や金融機関の人のほうが詳しいかもしれません。

独立系FPは中立公正な立場だからということで商品のことを相談される方も多いのですが、それだけではFPを十分に利用しているわけではありません。

FP本来の役割を引き出し、FPを顧問に持つメリットを享受していただくためには、「FPとファイナンシャルゴールを共有する」ことが不可欠なのです。

ある30代前半のビジネスマンのお客様の例ですが、「45歳までに5000万円つくる」というファイナンシャルゴールを設定しました。

その方の場合、「将来自分で独立するかもしれないし、仕事柄世界中どこに行くかもわからない。自分の人生を自由に生きたいから、必要な資産を早いうちに作っておきたい」というのがご希望でした。

面談を重ねてご本人のご希望や状況をうかがったうえで、45歳時点のファイナンシャルゴールを5000万としてFPとの間で共有しました。共有しながらゴールに向かって一緒に頑張っているわけで、その方は着実に目標を達成しようとしています。

「ファイナンシャルゴール」とは人生の目的を達成するための経済的ゴール。夢が人生のゴールであるならば、夢の実現のためには経済的に何が必要かということを表したものです。

「ファイナンシャルゴール」を作れるのはファイナンシャルプランナーしかいないし、それをファイナンシャルプランナーに作ってもらって一緒に共有して持つことこそがFPを顧問に持つ本当の意義。

つまり、FPとは自分の夢を実現するために、経済面から一緒に戦ってくれる人なのです。

たとえば、老後の生活を想定して、「60歳までに7000万円貯めたい」と考えてFPに相談に来た人がいたとしましょう。

本当にその人は7000万円でいいのか。もしかしたら8500万円必要かもしれないし、5000万円で十分かもしれない。

それを一緒に見つけてくれるのがFPであり、FPにしかそれはできないのです。

その資金は退職後の人生に使うわけですから、退職後にどんな人生を送りたいのか、FPは面談の中で詳しく聞いて明らかにし、それをお金に置き換えていきます。「夢」というほどの大袈裟なものでなくても、その人に具体的な退職後の生活プランがあれば、それが可能です。

また、FPとお客様との関係は顧問契約が基本ですから、長い人生の間、お付き合いしていくことになります。その間には夢が変わることもあるでしょう。その都度、ファイナンシャルゴールも修正し、実行プランも修正していくことになります。

FPを利用している皆さん、新年にあたり、ご自身の夢=希望は変わっていないか、ファイナンシャルゴールをFPと共有できているか、それは正しく手順を踏んで検討した結果のゴールなのか、ぜひもう一度確認してみてください。

一人でも多くの方に本来のFPサービスを利用していただき、「FPに相談してよかった」と心から実感していただきたいと思っています。

  株式会社エフピープラネット        
ミスターFPプロフェッショナルズ 代表 井畑 敏




わたしがメンバーになっているFPプラネットの代表、井幡敏先生からFPの活用方法に...